熊本の女性のチャレンジ事例集
 
起業にチャレンジ
伊佐 真理子 さん
沖崎 祐子 さん
硴塚 絵里子 さん
河内山 陽子 さん
小出 史 さん
高木 奈穂 さん
垂見 和子 さん
林田 美恵子 さん
羽山 悦子 さん
原田 みよ子 さん
藤井 宥貴子 さん
丸野 香代子 さん
吉尾 知江子 さん
吉村 美由紀 さん

 
起業
丸野香代子さん
M談代表取締役社長 丸野香代子
●社長として、5児の母親として

 丸野香代子さんはマーケティング、市場調査、販売促進の企画・運営、広告制作、人材教育、出版などの事業を幅広く手掛けている企画会社の社長です。現在、社員は20人。社長としての多忙な業務に加えて、各種セミナーの講師やシンポジウムのコーディネーター、パネリストなども務めています。そして家庭に帰れば、5人の子供たちの母親としての役割が待っています。

●起業化は「自分に対する投資…」

 丸野さんは1981年、京都大学経済学部を卒業。学生時代はキャリアウーマンを目指しましたが、思う職に就けないまま帰省。結婚、そして出産・育児といわゆる専業主婦に。しかし、ものを書くこと、取材することが好きな主婦たちとミニコミ誌「オムニバス」を出版したことがきっかけとなり、自宅で編集プロダクションを始めました。今日でいうSOHOのはしりの仲間たちと共に、有限会社へと進展しました。法人化の背景には「会社組織にして実力を付けてください」と、仕事の取引を断られた悔しさがバネにもなりました。同時に会社の設立は、丸野さんにとって仕事だけではなく家庭や育児との“格闘の始まり”でもありました。「当時のお給料は、3人のチビたちの保育料や家政婦さん料にさえ満たず、本当は仕事なんかしない方が家計が楽だった」そうですが、夫が「今は自分に対する投資の時と考えたら…」と、背中を押してくれたことが励みとなりました。その一言が、起業化することに思い悩んでいた気持ちを軽くし、ものすごく高く感じていたハードルを超えることができました。「超えてしまって、振り返ってみたら簡単なことだったんですけれどネ」

●先ず、SOHOのようなカタチから


 起業化を実現して約15年。今日の男女共同参画社会について、以前より個々人が保守的になってきていると指摘しています。特に、結婚を機に仕事を辞めて家庭に還(かえ)る女性が多くみられるそうです。「家庭と仕事を両立させていこうという気概が失せているようで残念です。女性が家庭と仕事を両立させることで、子供も男性(夫)も育っていくもの。家族とは、誰かが誰かの“肥料”で一生を終えるべきものではなく、各人の夢をかなえるために協力し合う存在だと思っていますから…。そして女性にも、人生を賭けるに値するほどの仕事の醍醐味を味わってほしい」
 丸野さんは話の終わりに、「起業化を計画している女性は、先ずSOHOのようなカタチから始めれば両立できるのでは…」とアドバイスしました。
1989年、主婦仲間といっしょに編集プロダクション「スタジオ談」を創業する。

1991年、有限会社「談」を設立。

1997年、株式会社「談」に改組。99年、福岡支社を開設。資本金を2,200万円に増資。


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