熊本の女性のチャレンジ事例集
 
起業にチャレンジ
伊佐 真理子 さん
沖崎 祐子 さん
硴塚 絵里子 さん
河内山 陽子 さん
小出 史 さん
高木 奈穂 さん
垂見 和子 さん
林田 美恵子 さん
羽山 悦子 さん
原田 みよ子 さん
藤井 宥貴子 さん
丸野 香代子 さん
吉尾 知江子 さん
吉村 美由紀 さん

 
起業
原田みよ子さん
インテリアスクール
「リビングカレッジ」 主宰
●企業に役立つ「即戦力」の人材育成

  原田さんは九州のインテリアコーディネ−ターの先駈け。自ら「新築住宅のモデルフォーム」「リフォーム」を手がけているので、家具、カーテン、クロス、床材のサンプル帳が教室にいっぱい。原田さんは「インテリアのカタログが教材です。日進月歩で変わる商品知識を絶えず知っておかないと、家を建てるお客さんは沢山の勉強をしておられるので、「資格」だけでは、お客さんの信頼を得られません」と言われます。教室では主婦、学生、OLなどのまったくのインテリア素人の場合は基本から学べ、コーディネ−ターと同じようにサンプルから選んでプレゼンボードを作ります。このボードは就職の折も持参するので、採用する企業も「何ができるかわかる」と採用の目安になるし、基礎ができているので、即戦力になると好評。住宅、インテリア各方面に就職し24年の積み重ねが「リビングカレッジ」の信頼を生んでいます。

●一粒(人)から多くの実(人材)の開拓の道

 原田さんが教室を始めた昭和57年1月頃は、“家づくりは男の本懐”と言われていました。家は作り手も、建てる側も「男」の意見ばかりで出来ていて、キッチンの吊戸棚は天井から付き、殆どの女性は手が届かず物をいれたまま。流し台は北側で、女性は壁に向かって一人黙黙とお台所仕事をしないといけないという状態でした。また、対面式のシステムキッチンが出始め、「対面でお台所が出来たら、遅い夫と語りながら後片付けできる」と意見を言えば、「女はうるさい、家は男の世界」とうるさがられる始末。「家が売れないのは景気が悪いせい」にして女性のニーズを聞いてくれない、と、とうとう住む側の女性の発想法で『ミセスの家』を1期生の卒業生たちと創ったのが原田さんのコーディネーター第1号。当時は珍しく新聞、テレビ各社で取り上げられました。リフォームコンクールでも「祖母、孫世代の同居」は新しい和の提案として評価され入賞。日本も「衣・食・住」から「住・食・衣」になり、リビングカレッジの卒業生は各方面でやっと受け入れられる時代になり、原田さんという1人のチャレンジャーがいて多くのチャレンジャーが熊本に育ってきました。

● さらに福祉、地域などのネットワークへ

 忙しい合間にも、資格はインテリアコーディネーターだけでなく、マンシ
ョンリフォームマネージャー、福祉住環境コーディネーター、福祉用具プ
ランナー、増改築相談指導員とさらなる挑戦が続いています。15年前から北欧、オーストラリアのインテリア視察の折、先進の老人施設をみていたので、最近では特別老人施設のりフォームを依頼され、「外国のような対の棲家」を目指してチャレンジ。これがとても好評だったのでこれもライフワークにしたいとのこと。また、今、熊本県男女共同参画活動交流協議会の会長でもあるので、子育て中の若い人と壮年、老年が一緒に「協働で助け合える」共同の住まいを創りたいと、多くの共同社会を目指しておられます。
早稲田大学教育学部国文科卒業。数年広告のコピーライターの仕事後、両親の面倒を見るため帰熊。

東京では九州は1割経済で地方の情報(市場)は無視されていた。そこで、これからは地方の「情報」の時代と、リクルートより早く「住」の情報誌『ハウジング情報』を発刊。

情報が氾濫して、消費者が混乱しはじめ、1981年1月、義務教育にない「住まいの学校、リビングカレッジ」を九州で初めて開校する。


熊本市新屋敷1-14-29
TEL:096-364-1301