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「男性論」は「人間論」である、という基本認識から、「生活者」即ち、裸の人間としての人生のあり方、歩み方について考えてみたい。社名も肩書きもなくなり、上司も部下もいない状況下で、自分という人間存在を取り戻すことから始めよう。
@会社を離れると、時間が100%自由に使える。時間はお金では買えない、そして人生は限られた時間だから、「今」という瞬間を大切にしたい。
誰からも命令されない、束縛されない、自然人に戻る。受け身、指示待ちの要素を完全に消して、すべて自分で決める主体性を確立しないとやってゆけない。
「パパラギ」(1920年 サモアの酋長ツイアビの欧州見聞談、立風書房)には、人間本来のあり方が非常に分かりやすく語られているので、参考にしながら話を進める。
A好奇心を持って取り組み、積極的に生きる。世の中のこと、世界のことを知らないのが普通だから、何事にも億劫がらずに、積極的に取り組んでみよう。
B大自然の中に身と心を置いてみる。心を洗い、ほんとうの人間らしさ、根源は自然人だということを取り戻す。人は自然の中で生まれ、自然の中に消える。
C今までと人間関係が変わるので、妻、子ども、親など家族との暮らしが柱になる。また、地域、趣味やスポーツの仲間、ボランティアや社会的活動など、利害関係抜きの、気の合った仲間をつくろう。分担し合い、生活の幅を広げよう。
D社会に関心を広げる。自分の蓄積してきた知識・経験を生かし、社会に還元する。また、経済活動は人間生活の必要から始まったものとの原点に立ち帰り、利潤優先の経済活動を根源から見直してみる。人類による土地・天然資源私物化に疑問を呈し、また、信頼関係こそ、金銭関係に勝るものとの認識に立ち戻ろう。
Eメディア任せ、政治家任せ、官僚任せには出来ない。自分自身の生活体験を生かし、自分の頭で考え直して語り行動する。焼け跡(戦争の傷跡)と戦後の「自由・平等・民主主義」の中で育った。自分の世代と次の世代との架け橋、語り部になろう。この機会に、米言語学者ノーム・チョムスキーの著作を読んでみよう。
F21世紀は、人類の生存、健全な発展のために、世界中で、女性の大量の社会進出が必要とされている。この運動を女性任せにせず、対等の人間関係を築くために、特に男性には、女性と手を携えて運動を進める特別な努力が要請される。
国連の「女性差別撤廃条約」を遵守し、女性をあらゆる分野の中核に押し出そう。
議員、政府、官僚、企業幹部……最終5割を目標として具体的に比率を増やそう。
G趣味のひとつとして、五行歌をお薦めしたい。
五行歌は、飾らない思いを自然な言葉で五行に託す、新しい詩歌のスタイル。
自分の言葉づかいで、自由な字数で、気軽に書いてみよう。しなやかな感性と知性を働かせ活き活きと自然体で暮らすのには最適の友。男性・女性、年齢差、師弟関係などの隔たりが一切ないので、地域・全国の仲間と一緒に楽しもう。
Hまとめ:生活者としてのあり方
会社社会の外に出て、改めて社会性を身につけ、視野広く生きること。
「自然」な人間性を取り戻すこと。
人間=読んで字の如く、「共に生きる仲間」の意識に立つこと。競争相手ではない。まして闘争や戦争をする相手ではない。男性と女性は手を結ぼう。
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